crescent

いいたいだけ @sennichik0

揺れる火見つめ願うよ 幸せでいるように

※仲田拡輝くんが退所して、そのことに言及しているステナビを読んだ直後に書いた記事です。


自分でもなにが言いたいのか、伝えたいのか分からないけれど書くとしたらこのタイミングかな、と思ったのでずっと考えていたことを書きます。去年のクリエのあと~サマステあたりの感情から。(※注意:1人の宮近担の偏った意見及びポエムです)



わたしはそもそも、アイドルを応援する上で過度に綺麗な物語をつくることも、逆につらい思い出をつくることも嫌なので、顕嵐がらぶに入った・サマステで元気がない・少クラ収録が8人で行われた...このあたりの記憶は正直、抹消していた。なるべくなるべく見ないように、他のグループのファンの人に事情を聞かれても分かっている事実だけを話すようにした。本当に受け入れたくなかった。

宮近くんはどう思っているのか、他のメンバーは?だれがこんなことを決めたの?そして顕嵐自身は?考えようと思えばいくらでも考えられるけれど、それはあくまでもわたしの頭の中の話で本当ではない。わたしはめちゃくちゃモンペだから、憶測でも宮近くんがつらい思いをしているなんて想像したくなかった。

でも、宮近くんは本当に優しくて、とてもずるい人だった。サマステオーラスの幕が降りる瞬間、顕嵐の元へ近づいて肩を組んで、「おつかれさま」と言った。微笑んで。その日は帰省する日だったので行くことはできず、ツイッターのレポでこれを見たときは泣きたくなった。わたしがフタをしていた思いを彼は簡単にあけて、ひとつの終止符を打ってしまった。これは受け入れなきゃいけないんだな。ちょっとだけ恨んでさみしくなったけれど、それが宮近くんの選択ならついていかざるを得ないなって。わたしは宮近くんのファンだから。そう思った。



それからトラジャのジュニア内での立ち位置はかわった。これはメンバー達も雑誌のインタビューで度々口にしていて、8人になったことで穏やかな、悪くいえばのんびりした彼らに危機感が生まれたんだなと思った。宮近くんは今まで以上にMCをまとめるようになって、立ち位置も美勇人とダブルセンター。その状況を喜んでいいのかは分からなかった。

宮近くんはますます男の人の顔つきになっていって、体型もスラッとしてきて、どきっとするくらい綺麗になって。でも、時々垣間見える必死な姿に苦しくなった。なんて格好よくてキラキラして儚いんだろう。はやく8人のポジションが定まって、落ち着いて回せるグループになれればいいな、そう見守ろうと思ったときに、拡輝がいなくなった。



自分が思っていた以上に拡輝のことを頼りにしていたんだなってことに気づいた。拡輝の端正な顔立ちとみんなを笑わせるファンキーなところ、どこか色気があって動きの綺麗なダンス。拡輝のことを知っている人はみんな彼のことをすきになる。わたしもそうだったんだ、と気づいた。同時に全てをシャットダウンしたくなって、いっそ早く3月が来ればいいのにと思った。待たされる時間は本当にしんどくて、ジュニア担でいることを放棄したくなった。宮近くんのことはすきなのに、これからの行く先とか、メンバーはどう思っているんだろうとか、また堂々巡りの日々が始まった。

呆気なくしゃぼん玉みたいにアイドルは消えちゃうんだな。わたしは宮近くんがそうなったときにどうするんだろう。そう何度も考えて、考えても分からなくて、でもきっとわたしは宮近くんの選択を応援するんだろうなと思った。なんにも考えたくはなかったけれど、えび座のBlu-rayを観たり、友達のツイートを見たり、色んな人が書くはてなブログを読んだりしているうちに、拡輝が生半可な気持ちで辞めたとはどうも思えなくなった。

わたしは拡輝のことをなんにも知らない。でも、宮近くんが拡輝のことを信じていたことは知っていたから。その程度のぼんやりしたものだけど彼が辞めた理由は存在するんだろうと思った。そうするうちに大我の京本会の話やドリグレ共演者のツイート、いろんな形のピースが集まって全貌が見えてきて、今日、ステナビのインタビューによって答えが返ってきた。



前述した通り、わたしは憶測でものを語ることが嫌だから、明確にこれまでの経緯を話してくれた今回の記事は救われた。だけど、我儘だけど、同時に傷ついた。右も左も分からずにグループを組んで、だんだん「9人でやってきたことが評価されている」ことを自覚したメンバー。今から、っていうときに葛藤と怒りと迷いを経て、だいすきな2人の背中を押したんだと思うと、読みながら泣き笑いの変な顔になってしまった。

今までもメンバーが一時的に減ることは多くて、Travis何人Japan?って言われ続けて。宮近くんが何回も何回も、Travis Japan9人です、僕達9人でがんばります、そう言っていたのは自分達にも言い聞かせていたのかな。宮近くんも美勇人も、「なんで今」という言葉を使っていて、ああそれはわたし達だけじゃなくてメンバーもそう感じたんだ、トラジャの勢いを感じていたのはわたし達ファンだけじゃなくて本人達もだったんだ。そのことを知ってすこし救われた。でも、如恵留くんが記事の中で自分達がもっとメインの存在であれば結果が違ったかもしれない、そう言っていて、そんなことを考えさせてしまったことがやりきれなかった。

最初はなんにも考えていなかったけれど、徐々にグループの良さを見出していって、みんな優しい、どこか争っちゃいけない、平穏にやっていきたいと思っている不器用な人達。そんな彼らが前に進もうと、変わろうともがいていることが分かって、この人たちのことが本当にすきなんだなって、改めて突きつけられた。



綺麗事だけど。最後にこれだけ。



みんな前に進みたい。前に進む上で道を選ぶ選択が違っただけで、志は同じなんだと思いたい。そうじゃないと、背中を押したメンバーの気持ちが報われない。これからもわたしはずっと宮近くんの背中を見続けたいと思っている。もし彼が途中で違う道を選んで他の6人と手を離してしまっても、それは絶対に彼が悩んで苦しんで決めたことだと思うから、そのときが来たとしても、宮近くんがトラジャを捨てたなんて思うことはきっとないだろう。

宮近くんは「7人でがんばります」と言った。本当に格好よくて儚くて、強い人。ジュニア祭りで見た彼らは本当に頑張っていて、今までの彼らより大きく見えた。それはある意味さみしいことだけれど、わたしは宮近くんが大切にしているTravis Japanというグループを見守り続けたいと思う。たくさんのジャニーズJr.がいる中、プレゾンによって集められた彼らが今もかわらずにそのグループ名を掲げていてくれることに感謝しつつ、この文を終えます。

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Travis Japanと、Travis Japan宮近海斗くんがだいすきです。