crescent

いいたいだけ @sennichik0

2021/3/12 16:00

この感情はどこかに書きとめておかないといけないなと思って、もうすぐ12日は終わってしまうけどとりあえず打っている。たぶんハチャメチャでなんにもまとまってない文章になるけどいいんだそれは。未来のわたしが読み返すためのものなので。


今日、16:30を過ぎたくらいにスマホを見た。職場のデスクに裏返しにして置いてあるのをちらっと覗いたら友達からラインがきていて、用件も何もなく、わたしの名前に!だけつけたライン。え?これはなにか起こったな、良いことか悪いことかはさておき。と思ってとりあえず「どうした」とだけ返した。何があったか調べようと思ってツイッターを開こうとして、そこでようやくYahooニュースの通知に気がついた。


うわ。うわぁ、マジか。え、ほんとに?震える手でホーム画面を開いたらGmailが一件、V6のFCメール。「ファンの皆様への大切なおしらせ」うわあぁあ、そっか、そうか…。


スマホだけ持って休憩室に入り、FCにログインして「ご報告」の文章だけ読んだ。ざっとしか目を通せなかったけど、理解はした。でもまだ仕事が残っている。元々用事があって定時で上がる予定だったから、さっさと片づけようと思いながら仕事をした。


頭の中では「そうか、ついにか」「さみしい」「さ、さみしすぎる」「でも6人で決めたのか」「最後まで6人」「彼ららしいなあ」「でもやっぱり、さみしい」「剛くんは退所…」「ほんとうに人生ってなにがあるかわかんない」「なんでも唐突にくるもんだ」「そういえばFCの更新通知きてたな」「あ、あと一回しか更新できないんだ」


ここまで考えて泣きそうになった。唇を噛みしめて仕事をした。めちゃめちゃ集中してない自覚はあった。このままさっさと帰ってしまうことも出来るけど、万が一ミスしてたら後々地獄をみる…という冷静な心を取り戻し何回もやった作業の見直しをした。あとはメールだけ返して帰ろう、月曜休むからその連絡もして、とバタバタしながらほぼ定時で上がった。


帰りも若干泣きながら、ラインとツイッターを交互に見ながら帰った。花粉症でよかったなとはじめて思った。涙と鼻水垂れ流しててもだれも見ないし気にしない。そもそも気にされないかもしれないけど。


帰り道、なにかあまいものでも買って帰ろうエネルギーが足りない、と思ってフォミマに寄った。鈴カステラが目に入った瞬間「剛くんがすきな…鈴カステラ…」「おばあちゃんが焼いてくれた…鈴カステラ…」と3.5秒くらいでふっと思い出して買った。FC動画は鈴カステラを食べながら観た。


V6は、いつものV6だった。わたしのだいすきな、安心感のある、あったかいV6だった。でもやっぱり泣けた。ファンのみんなって言われる度に泣いた。メンバーが目線を交わしてるのを見るだけで泣ける。もうずっと泣いてしまう。


明日目パンパンだろうなあと思いながら約束していた(報道出て秒で約束した)友達に電話した。名前を呼んだだけで、声を聞いただけで泣けてきた。号泣。そこから一時間?くらいはふたりとも泣きながら話したと思う。


いつかこんな日がくることはわかっていた。最近の事務所の状況とか、彼らの年齢とか、いろんな要因が絡んでくる中、このままV6だけ永遠に続くグループになるだなんて思ってはいなかった。だから、彼らが誰一人欠けることなく、彼ららしく6人で幕を下ろすことを選んだことになんの疑問もない。彼らのことだからきっとお互い気遣いつつ本心を語り、みんなが納得できるところまで腹を割って話したんだろうなと勝手に思っている。何故か(内情を知ってるわけでもないくせに)そこへの絶対的な信頼というか、「V6ならそうするんだろうな」がわたしのなかにはある。


でもその上で、ああもうFC名義更新しないんだなとか(二回目)、友達とコンサートに行くことも、コロナで今年やれなかったら2017年が最後になっちゃうんだなとか、そもそも一緒にコンサート行けてない友達もいるんですが?とか(私情)、9係(特捜9)の初回放送で耳をこらして新曲を聴きとる春の風物詩はなくなるんだなとか、そんな思い出達がぶわあと脳裏に蘇ってめちゃめちゃに泣いた。明日、目パンパンだろうなあと再び思ってホットタオルで温めた。(電話しながらするな)


そんな風に泣いて、三回くらい泣いてちょっと落ち着いて、やっぱりだいすきだなあと思った。20周年のコンサートで坂本くんが「20周年が奇跡というのなら30周年は、40周年はどうなるんでしょう」と言っていたけど、それは本当にはならなかったけれど、彼らの気持ちは嘘じゃないと今でも思っている。叶えるのは難しいことでも、V6がそう言ってくれるならそうなるかもなと思える。信じさせてくれてありがとう。足が震えるお年頃になっても踊ってくれそうだし、天国でMFTP踊っておかだのこと待っててくれるもんね。そんなおちゃらけた優しいところもだいすき。


あと、わたしはずっと「男としての人生を」という表現が苦手だった。男としてっていう枕詞が嫌だというのはここでは関係ないから省くけど、「人生を考える」ときに「二度目の人生」を選択することが、アイドルとしての過去をよく思ってないように聞こえてしまって。そんなことないのは重々承知だけれど。

でも、FC動画で坂本くんが「これからの人生を考えたときに、大きな決断をするとしたらこの時期だろうな」っていう言い方をしていて、なるほどなあとストンと腑に落ちた。自分の身体・年齢を考えてなにか行動を起こそうと思うときに、じゃあいつがいいかな、今かな?って思うのは誰しもある、当たり前のことだなと。自分が社会人になって、大人になって理解できるようになった感情もある。


2019年から話し合っていたということは、ほんとは25周年ライブで幕を下ろす予定だったのかな?とか、どういう心境でFull Circleとかクリアーとかつくっていたんだろうとか、いろんなことを話した後に、今年やってくれるであろう活動のひとつひとつを大切に、噛みしめて生きていかなきゃなと思った。アルバム、ツアー、テレビ、どこまで出来るのかはわかんないけど。でもきっと、また素晴らしいものに出会える。


正直実感が湧いているかと言われたら、本当のところ湧いていないんだと思う。彼らが彼らじゃなくなること、ピンときていない気がする。でもこれから11/1まで、彼らがめちゃめちゃ、たっくさんの人達に愛されていることを身に染みて実感するんだろうなあ。だいすきだなあ、大切だなあ、出会えてよかったなと思って過ごしていく、そんな気がする。だってそれしか自分の中に答えがないから。なにをどう考えても思い出すのはこの感情しかないです。


泣き疲れた!明日早いから寝る。また書けたら書く。